テーマは「LOVEとART」
美食とアートが五感を刺激する
東急東横線中目黒駅の再開発で2016年に開業した商業施設「中目黒高架下」。その中でもっとも代官山寄りに位置する「PAVILION」は、「スープストックトーキョー」などを運営する株式会社スマイルズが手がける新機軸のコンテンポラリーレストランです。
スマイルズ代表の遠山正道さんはアートコレクターとしても知られ、欧米でよく見られるアートと食が融合した飲食店を日本でも実現したいと始めたのが「PAVILION」。店長の黒木久弥さんはお店について、こう教えてくれます。
「コンセプトはLOVEとARTです。シャイな日本人にとってはLOVEというと秘めたるものだったり、本音と建前があったり。そんなテーマで表現されたスケールの大きい作品を前に、驚かれるお客様は多いですね」
店内には、アーティストの西野達氏、名和晃平氏、ミュージシャンの山口一郎氏(サカナクション)が同店のためだけに作り上げた作品のほか、写真家の川島小鳥氏などの作品が随所に飾られています。美術館やギャラリーのような非日常空間で供される料理も本格的で、窯焼きの肉料理をはじめ、素材の味を生かしたオリジナル料理が揃っています。そして店内にはバーカウンターも。2017年、ジンブランド「ビーフィーター」のカクテルコンペで日本一になったバーテンダー、杉浦聡さんが腕をふるっています。